2025年6月議会*一般質問*国民健康保険について

 5月臨時議会の国保加入者数が減少したことによる大阪府への不足額の納入について、基金取り崩しをされるとお聞きしました。

 そこで(1)大阪府への納付額算定時の被保険者数の見込みと実際の被保険者数の誤差は起きると思いますが、市の見解をお聞かせください。

 二つ目に、大阪府への納付額は、国保加入者数が確定したのちに決定されるべきだと考えますが、市の見解をお示し下さい。

 三つ目に、大阪府への納付額について、加入者数が予想外の減少となる事が防げない限り、保険料の値上げが起きるのではないかと懸念していますが、今後の見通しや対策を教えてください。

 また、今後も誤差が生じるのであれば、基金の枯渇や、国保加入者数が見込みより多くなった場合の対応はどのように考えているのか、併せてお聞かせください。

寺尾ちあきの意見と要望

(1)では、今後も誤差は起こるという事

(2)では、これまでどおりの算定時期が望ましいという事

(3)では、保険料の急激な値上げについては、大阪府の財政安定調整基金に頼る事しかできない。との答弁でした。

 府内統一料金になった際に、市独自で行えていた、低所得減免制度の廃止などが行われ、保険料の負担の重さに苦しむ市民に寄り添った制度が無くなってしまいました。大阪府政により「財源が必要」、「受益者負担を前提」にと保険料の値上げが行われないか危惧しています。これまで、市で運用していた国保では、基金に積み立てるのではなく、次年度の保険料へと繰り越していたものが、府内統一保険料になり、きちんと保険料の値上げ抑制に使われているのか見えにくくなっています。

 収納率の目標も達成している以、本市に攻めるべき理由のない財源不足が生じた際は、大阪府において財政調整していただけるよう、強く要望しておきます。

 また、納付後の被保険者数の確定により、清算する制度の創設も要望していただきますよう、併せて要望しておきます。